ホーム home << キット kit << #7307-a HOSCO ドレッドノート D2 ( マホガニー )
仕様 : 製作用キット
サイズ : ドレッドノートタイプ ( フォークタイプ )
材質 : 表板 スプルース合板
材質 : 側板・裏板 マホガニー合板
塗料 : 別途必要
接着剤 : 別途必要
制作期間 : 約4週間
フォークギターでドレッドノートタイプのキットです。側板・裏板はマホガニーです。本格的な製作を楽しみたい人向きです。ボディから作ってゆくこのキットは、ボディが既に出来上がっているキットでは物足りないと感じでいる方におすすめです。サイド材は既に曲げられています。付属品として丁寧な「組立て説明書」付きです。道具や接着剤、塗料はキットに含まれていませんので、別途手配が必要です。
製作無料サポート付き
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#8009 天然接着材「播州にかわ」
#8010 天然塗料「シェラック」
メーカーより
■ 難解でも達成感がいっぱいのアコースティックギター制作キット
楽器のハンドメイドで有名なHOSCOのアコースティックギター作成キットです。ギターが大好きという人ならチャレンジしたくなるキットで、特にこのGR-KIT-D2はHOSCOのギターキットの中で一番難しいとされているものなので時間と労力を必要とします。1度作成してみて納得がいかず、同じGR-KIT-D2を再度購入する人がいるほど熱い視線が注がれています。難易度は高いですが、本腰を入れてチャレンジするとその達成感の大きさに感動すること間違いなしのギター作成キットです。
■ 細かな作業の連続が火をつけるチャレンジ精神
表板にはスプルース板を、側裏板にはマホガニー合板を使用しています。定価は18,000円と決してお安い買い物ではありませんが、これほど多くの人の心を惹きつけるのは、GR-KIT-D2がそれだけ購入者のチャレンジ精神に火をつけるものだからと言えます。GR-KIT-D2の制作期間の目安は2〜3週間で、サイド材を合わせたり、トップ材を接着したりなど細かな作業が続きます。慣れていないと1ヶ月くらいかかりますので、日程にはある程度余裕を持たせておいた方が良いでしょう。
■ お気に入りのアーティスト風ギターを目指して望み通りのアレンジ
板と板を接着する際には、水を入れたペットボトルを重しにすると効果的です。購入者の中には、板の接着の際に自作のスプールスクランプを使用しています。フレットを自分で打ち込んだり、ヘッドの部分も削ってたりして、自分好みの形にすることが可能です。ボディに好きな絵を描いたり、お気に入りのアーティスト風にアレンジしてみても良いでしょう。ここまでの道のりは決して簡単なものではありません。他のギターキットは「組立」に近いですが、このGR-KIT-D2は「制作」に近いです。苦労の連続ですが、その苦労が報われると信じて、覚悟を決めてチャレンジしてみましょう。
参考 どんなギターを作るか
本来ギターは演奏のための楽器ですので、弾いてやることが
大前提ですが、マニアの方はいろいろな音色のギター、レアーなギター、憧れのギターを求めて何本ものギターを手に入れ
られている方が多いのも確かです。それ自体は何ら問題なく、
大いに結構なことと思いますが、実際に手元に置いていつも弾いてやれるギターとなると、なかり本数が限られてきますよね。まあ、私の経験では本当に気に入った2〜3本ぐらいではないでしょうか。ということで、何が言いたいかと申しますと、
自作したギターは出来る限り手元に置いて、弾いてやるためのギターとしてやって欲しいということです。製作したギターは既成のギターとは又違った愛着がでてきます。どうかみなさん、自分の手足になるようなギターを作ってみよう
ではありませんか。ということで、まずは自分の作りたいギターの形を決めます。ボディサイズ・スケール(弦長)・ヘッドの形・ブリッジの形などを
決めます。例えば、ボディはマーチンの00−18タイプに近いもの、スケールは000の630mm、ヘッドはギルドタイプ、ブリッジはローデンのブリッジピンなしのタイプ等、この時点では思い切りイメージを膨らませておきましょう。後で実現可能なレベルに修正していけばいいですので・・・もちろんどのメーカーにもないオリジナルでも構いません。ボディサイズは個人の体格に合った、抱えやすい大きさが良いと思います。私事で恐縮ですが、私は体も手も平均以下の大きさなので、ギターはマーチンで言うと 0−18 ぐらいがぴったりです。せっかく作るのですから少しでも演奏しやすく、演奏時の余分なストレスが生じないようなギターを作りましょう。
ここで好みのギターについて少々述べてみたいと思います。
まがりなりにも自分で自分のギターを作るのであれば、それは
演奏者本人にとって一番弾き易いギターであることが、大切なポイントになることは当然ですよね。ですが、この「一番弾き
易いギター」がわかるのには時間がかかり、沢山のギターを
弾き比べないとなかなかわかってこないのも事実です。
何度も言うようですが、作ろうとするギターが本当に演奏者に
合っているか、ということが大切になります。例えば私のように
小柄な人間が、大きなギターを不自然に持って弾くとか、その
逆の場合に長時間にわたって演奏するには、ふさわしくない
ことが多いのです。演奏者の体格とギターの大きさは、疲れず
に長時間弾く時に重要な要素となります。その辺のことを考慮
して、長時間弾いても疲れないギターを作るのが良いと思います。
具体的にはギター本体の幅、厚み、くびれ方を表板、側板、裏板
で調整して作っていくということになりますが・・・
次には演奏者の手の大きさと、ネックの厚み・幅も、プレイアビリティ
に大きく関係しますので、偉大なメーカーのスタンダードサイズだけにとらわれないで、客観的に自分の手の大きさを把握して、自分にとって本当に弾き易いネックを作ることをお勧め致します。さらにはどのような演奏スタイルを多用しているかもボディサイズ、
材質等の決定要素になります。コードストロークでガンガン弾くか、アルペジオで情緒豊かに弾くか、フィンガーピッキングで軽やかに弾くか、などによって音作りも変わってきます。私はツーフィンガーが主体ですので、マホガニーの軽くて繊細な音が好きです。
スローブルースにももってこいで、当分はマホガニーを作っていくつもりではいます。バリエーションとしては当然、ローズやその他の材料も考えています。
さらにもっと細かいことを言うと、握力によっても弦長等が左右されるということです。またまた私事で恐縮ですが、私は手も小さく、指も短く、握力も恐らく人並み以下ですので、マーチンのドレッドノートタイプのような650mmスケールは、ちょっと弾きづらくなります。ですので、殆ど628mmのギブソンのミディアムスケールで作って
います。これだとフレット間が若干狭くなり、フィンガリングも多少はやり易くなりますし、テンションも低くなり、押さえ易くもなります。
逆に手が大きめで握力もある人には、650mmなどのロングスケールの方が、フィンガリングもし易いかもしれませんね。長々と失礼致しましたが、つまりは、とにもかくにも演奏者の特性を十分把握してから作っていきましょうということです。
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