ホーム home << フレットワイアー fretwire << #7212-b ジャンボ24本セット (2.7x1.0x65mm)
仕様 : ギター用ジャンボフレット
材質 : ニッケルシルバー
幅 : 2.7mm
高さ : 1.0mm
長さ : 約6.5cm
本数 : 24本セット
長さが約6.5cmにカットされた24本セットです。幅は2.7mm、高さは1.0mmのジャンボフレットです。 フレットワイアーは打ち方によってはサステイン等に影響が出ます。フィンガーボードとの接着が不十分ですと、音の伝達にも影響します。丁寧に作業をすることがポイントです。尚、フレットワイアーにアール ( カーブ ) が付いているのは、ワイアー両端をまず打ち込み、最後に真中を打ち込むとうまくいくためです。指板にアールが付いている、いないに関係なく同様 の打ち込み方となります。クラシック指板などの平らな指板で あっても、ワイアーをうまく打ち込むには、フレットワイアーがカーブしていた方が 綺麗に打ち込めます。 逆に、アールを付けず真っすぐなフレットワイアーをうまく打とうとしても、指板との間に僅かにすき間が出来やすくなります。
実際のフレットリペア( リフレット )はフレット減り交換が殆どですが、1〜5フレットに減りが集中しています。この部分のフレットを交換するケースが多いですが、現状のフレットの高さが分かりにくい場合は、高めの1.3mmフレットを使ったほうが良いでしょう。現状のフレットより低いフレットを打つと、「すり合わせ」を現状のフレット中心に実施することになり、手間が多く掛かります。交換フレットの本数が少ない場合は、高めのフレットを打ち込んで、そのフレットだけをすり合わせて現状のフレットに高さを合わせるというやり方が一般的でしょう。フレットの打ち込みが終わったら、次に「すり合わせ」を行います。フレットの「すり合わせ」はフレットの高さを合わせるため、「フレットレベラー」などを使い必ず行います。フレットの高さが僅かでも異なると、ビビりの原因になります。すり減ったフレットを交換すると、ビビりやサステインが改善されますので、フレットの減りが目立ってきた場合は、早めの交換をお勧めします。
フレットを打ち込んだ後の高さを磨り合わせる「フレットレベラー」
専用フレットレベラー
フレットを磨り合わせた後、フレットの山を整える「フレットファイル」
フレットファイル 1R
フレットファイル 2R
フレットファイル 3R
フレットの成型時、指板の傷付き防止ツール「フレットプレート」
専用フレットプレート
フレットを抜く時に役立つツール「カットプライヤー」
カットプライヤー CT-058
指板にフレット溝を切る「フレット溝ソー」
フレット溝ソー 刃幅0.53mm
フレット溝ソー 刃幅0.57mm
フレット溝ソー 刃幅0.60mm
フレットの研磨に便利な「ペンシルサンダー」
ペンシルサンダー #180
ペンシルサンダー #320
ペンシルサンダー #600
フレットワイアーの打ち直し方 ( リフレット )
すでにフレットが打ってあり、そのフレットがすり減ったり、すり合わせを頻繁に行ったりしてフレットの交換が必要になった場合の方法です。まずは付いているフレットを引き抜く作業となります。フレットを引き抜く際には「食い切り」を使ってフレットの端から引っ張り上げますが、綺麗に引き抜くには「食い切り」を力任せに引き上げるのではなく、少しずつゆっくりと抜くことです。焦って抜こうと無造作に引っ張り上げると、溝周辺の指板も持ち上がってきて指板が欠けデコボコ状態になってしまいます。片手でフレットを押さえながら「食い切り」を少しずつ動かして、一気にフレットが上がって来てしまわないように配慮します。出来る限り溝が欠けないよう細心の注意を払います。
このようにしてフレットを外したら、次は指板の溝周辺を整えます。細心の注意を払ってフレットを抜いても溝周辺が欠ける場合が多いですが、木が浮いている場合はボンドなどで接着しておきます。 完全に欠けてしまっている所は埋め木などをします。最後に溝が欠けないように注意しながら、オイルを塗ってすぐに#400程度で指板全体を軽くサンディングして指板表面を整えます。
溝と指板を整えたら次はフレットを打ちます。フレットワイアーをあらかじめフィンガーボードのアール(丸み)より若干丸めに 曲げておきます。リフレット(フレットの打ち直し)の場合は溝に接着剤を入れて隙間を無くしながら打ち込みます。フレットワイアーを真上からフレットに置いて、片端からハンマーで打ちます。1回目は軽く、2 回目は強く叩きます。まっすぐにワイアーが入っているかをチェックします。浮きがなくなるまで叩きます。次にもう一方の端も同様の手順で打ちます。最後にワイアーの中央部分を叩いて全体に浮きがないかをチェックします。全体がしっかり打たれていたら、もう一方の端もニッパーで切ります。全てのフレットワイアーが打たれたら、両端のはみ出し部分をニッパーでカットします。フレット打ちが終了したら、次は棒ヤスリやサンドペーパーでフレットを整え、すり合わせを行ってリフレット終了となります。フレットを交換すると弦高が変わってきますので、必要に応じてサドル・ナットの調整を行います。
フレットがうまく入らない場合
フレットが浮いて綺麗に打ち込めない場合は、次の4点をチェックしてみます。
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1 叩き方の順序が間違っている
2 フレット自体の曲がりが指板のRより少ない
3 指板の溝幅が大き過ぎ、打ち込んでも緩む
4 指板の溝幅が小さく、打ち込んでも入ってゆかない
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1
フレットの両端が浮いてぐらつくのは、フレットを叩く箇所が不適切で、フレット中央部分から叩いてしまうと端が浮きやすくなります。順序としては、まず両端をしっかり叩き→次に中央を叩き→最後に全体を叩く、この繰り返しで
行います。 力任せに叩くのではなく、軽めに叩きながらフレットの入り具合を確認するのが良いでしょう。
2
フレット自体は指板より少し曲がっていて、叩いた時に端がしっかり食い込むように曲がっているのが良いです。
ギター指板のアールよりフレットのアールが少ない場合は、フレットをペンチなどでさらに曲げて、端がしっかり食い
込むように成型しておきます。
3
フレットの打ち直しの際、指板の溝が大き過ぎている場合は、接着剤を木くずなどと混ぜて溝を一旦埋め、
乾いてから細めの溝を削るとしっかり食い込みます。
接着剤のみを充填する場合もあります。エポキシなど強力な接着剤を使用すると、次回フレットを交換する時抜けにくくなり、指板が大きく欠ける場合がありますのでご注意ください。
4
溝を広げたり、深さを調整する必要があります。フレットに合ったフレットソーを使い、溝を調整します。フレットソーはこちら
以上4項目をチェックして該当があれば、その部分を注意して行ってみて下さい。 不明な点がありましたらご連絡下さい。 090-6762-5039 Woodyblues Guitar まで
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