ホーム home << ブリッジピン bridgepin << #3012-b エボニー メキシコ貝ドット 太め
仕様 : アコースティックギター用
材質 : エボニー
弦溝 : 有り
太さ : 約5.3〜5.5mm前後 ( 太めサイズ )
長さ : 約23mm
ドット : メキシコ貝
直径が太めのメキシコ貝ドットブリッジピンです。ブリッジピンを交換する際、ピン穴が大きくて、ぐらつく場合に使用します。通常サイズは直径約5.0〜5.3mmですが、このピンは約5.3〜5.5mm前後ありますので、大きめのピン穴に最適です。 音色についてはナチュラルで比較的甘いトーンが得られます。弦用の溝が彫ってありますので、弦との調整もスムーズです。ブリッジピンにはプラスチック素材もありますが、グレードアップには木材や骨材・角材をおすすめします。材質的には中級以上のギターに使用されています。リペアやグレードアップには標準の素材と言えます。バインディングが同系色やウッドならば相性は良いでしょう。メキシコ貝ドットがありますので、ギターの外周やヘッド、サウンドホール周り、フィンガーボード周り等に、同様の素材が使用されているギターに適するでしょう。又、ブリッジピンは弦の振動を直接受ける重要な役割を持っているパーツです。材質によりギターの音色が微妙に変わってきますので、いろいろなブリッジピンを取付けて音色の変化を楽しみましょう ! 尚、ピンの太さは製作の関係で誤差が5.3mm〜5.5mmの範囲 となりますことをご了承下さいませ。又、この商品は天然素材のため、色合い・柄などが写真と異なる場合がありますのでご了承下さい。
この商品は天然素材のため、太さや仕上がりに若干のばらつきが出る場合があります。又、ブリッジにピンをセットした時、ピンが太くて浮き気味になる場合は、サンドペーパーなどでピン自体を僅かに細く削るか、ブリッジのピン穴をリーマーなどで僅かに広げ微調整します。又、逆にピンが細く、ピン穴とピンとのセット状態が多少緩い場合は、弦を張ってチューニングした時にピンが固定されていれば、特に問題はありません。ブリッジピンは、弦のボールエンドがピン底部に当たり、ピン自体がホールに若干斜めに傾き、ホール壁面との摩擦で固定されます。ですので、ピン穴とピンとのセット状態が多少緩くても、ピンが傾斜しているため、簡単にはピンは抜けませんのでご安心下さい。( 下記の弦セット方法をご参照下さい )
参考 ピン穴が緩くても抜けにくい弦のセット方法
弦をブリッジ側でとめる場合、ピン穴にブリッジピンが固く留まることはあまり重要ではなく、本来は弦の先 ( ボールエンド側 ) がどの位置でセットされているかのほうが、より重要になります。ピン自体が穴より細くゆるんでいても、下記の方法で適切に弦がセットされれば、ほとんど問題にはなりません。弦の固定は、ピンがピン穴にきつく固定されることによりなされるのではない事を理解することが重要です。
通常は袋から出した弦を、そのままブリッジの穴に通します。 断面図で表すとこの様になります。 この状態でそのままブリッジピンを差込みます。
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弦にテンションが掛かると、「ボールエンド」がブリッジピンの先端に引っかかり、そのまま上へと押し上げる力が起こります。 ある程度まではピンと穴の摩擦の力で耐えていますが、弦を張っていくとそのうちピンが浮き上がってきます。
今度は弦を図のように曲げてからブリッジ穴に通します。「 ボールエンド」がブリッジピンの先端に引っ掛からないように、うまくよけることが出来ます。 又、ピンを差し込むと同時に、手で弦を引っ張り上げると、ピンとブリッジ裏面に「ボールエンド」が 固定されます。これでピンが緩んでくる事を防げます。
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このように弦を張ると、「ボールエンド」はブリッジピンの先端には引っ掛からず、ピンの側面とブリッジの裏側に当たる部分にピッタリと固定されます。 そうすれば、弦を強く張ってもピンへかかる力が真上方向ではないため、ピンを穴に押し付ける力が働きます。摩擦力が高まるため、弦を張るほど抜けにくくなり、多少ブリッジ穴が緩くてもピンと弦がしっかり固定されます。
基本的にはピンは差し込まれた力で止まっているのではなく、弦に引っ張られる事で摩擦が生まれて止まっています。 穴に対してピッタリかやや緩めのブリッジピンがベストです。ピンが太くて入らない場合は、ピンを少し削るかブリッジ穴を広げます。
ブリッジピンが太い場合の削り方
ブリッジピンの太さが僅かに太い場合は、粗めの紙やすり ( #60、#100 ) でピンのくびれ下の一番太い部分に、巻くようにして動かします。万一、削り過ぎて緩くなっても音質や機能にはあまり影響がありませんので、ご安心ください。
ブリッジピンがかなり太い場合は棒ヤスリを使いピンの一番太い部分を削ります。丸みが均等になるように削ります。万一、削り過ぎて緩くなっても音質や機能にはあまり影響がありませんので、ご安心ください。
おすすめツール 精密やすり
0849. おすすめ度 ★★★★★ S.Yairi様 2016-11-17
ビンテージS.Yairiギターに太目の物を使いました。太すぎて半分しか入らずヤスリで削って首まで入るようにしました。ヤスリだと削りやすく早いです。こちらで注文して良かったと思います。
この度は当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。ギターのブリッジピン穴は微妙にサイズが異なりますので、手間はかかりますが今回のように太めのピンを削ってゆきサイズを合わせるのが理想かと存じます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。ありがとうございました。
0741. おすすめ度 ★★★★☆ FBパパ様 2014-11-30
今まで弦交換時ピンが奥まで入りぬけにくかったのが嘘のようです。
ブリッジにも傷がつかないようになりました。
この度は当店をご利用頂き誠にありがとうございます。今までの不具合はブリッジ穴とピンの太さ、さらに細かなことを言えば、ピン太さの傾斜(テーパー)度合により微妙に堅かったのではと推測します。購入頂いたピンは相性が良かったということもあるかと存じます。穴とのフィッティングはとてもデリケートな部分ですので、調整もむつかしい部分があります。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。ありがとうございました。
0610. おすすめ度 ★★☆☆☆ まさ様 2012-12-06
貝の柄が欠けているのがあり残念です。柄なので仕方がないのかもしれません。
貝の柄が欠けていたとのことで、大変ご迷惑をお掛けしました。欠け具合がどの程度のものかがわかりませんが、ドットの外周が欠けているのか、柄的に欠けているように見えるのかどちらでしょうか。発送の際は検品を行い明らかに不良品と思われるものははじいていますが、今後もさらにチェックを確実に行うよう努めてゆきます。今後とも宜しくお願い致します。ありがとうございました。
0441. おすすめ度 ★★★★★ yukky様 2011-04-25
普通に良い品質だと思います。Kimberlyのハミングバードタイプ(ゼロフレット付)のギターに装着されていた樹脂製だとチャリンチャリンし過ぎていたので、このエボニーピンに換えたら耳に付く倍音が消え、奥行きのある音になりました。やはり木材なので角の取れた、柔らかい音になるように思うので、鳴りがうるさいギターを落ち着かせたい場合は効果的かもしれません。ピン穴とのフィット感(ルーズかタイトか)で同じ素材でもかなり音色が違うように感じました。
ブリッジピンの素材を選ぶだけでも、多少は音質をコントロール出来るので、手軽にいろんな素材のブリッジピンを装着して楽しみたいですね。おっしゃる通り、硬めの音の場合は木製のピンを付けると、落ち着いたまろやかな音になります。ピン穴とのフィット感はピン1本1本、微妙に異なります。多少緩くても問題はありませんので、あまり神経質にならないようにして下さい。確かにフィット感の違いも音質に影響するかもしれませんね。
0332. おすすめ度 ★★★★★ ポン太様 2010-08-31
見た目にも質感の高い商品で、非常に満足しています。
ギター関連のパーツを購入する際は、ぜひとも利用したいショップです。
本当にありがとうございました。
商品にご満足頂き、とても嬉しい限りです。ブリッジピンにはいろいろな素材がありますが、エボニーは比較的甘いトーンが得られます。ピンを替えるだけでも音質が変えられますので、積極的に交換したいものですね。音質だけでなく、色合いの違いでもギター全体の印象が変わりますので、見た目で判断するのもいいと思います。今後とも宜しくお願い致します。ありがとうございました。
0169. おすすめ度 ★★★★★ しんすけ様 2009-06-02
有難うございました
ご利用どうもありがとうございます。太めのブリッジピンはご利用される方が多いので、今後も太めの品揃えを充実してゆきたいと思っています。又のご利用をお待ちしています !
0052. おすすめ度 ★★★★★ ruru様 2008-06-01
対応が早かったので満足しています。
今後もよろしくお願いします。
この太めブリッジピンはブリッジ穴が少し大きい場合に重宝します。お届けが早く出来、満足頂けて嬉しいです。こちらこそ、今後とも宜しくお願い致します。
ブリッジピンについて
ブリッジピンの素材は比較的安価なものとしてはプラスチック、合成樹脂などがありますが、中級以上のギターにはローズウッド、エボニー、などの「木材系」、牛骨、水牛の角、象牙などの「骨・角系」が使われています。一般的にはピン素材の堅さによりギターの音色も微妙に変わってきます。「木材系」は甘くソフトな音色、「骨・角系」はシャープで輪郭がはっきりした音色になります。さらにブラスなどの「金属系」はシャリ感とサステインが効いたソリッドトーンになります。又、「弦溝」の入ったタイプと入っていないタイプがありますが、現在では弦溝が入ったタイプが主流です。装飾面では白蝶貝などのドットが入っているタイプと、何も入っていないタイプがあります。ギター全体の外観バランスを考慮して、好みで選べば面白いかと思います。ドットのあるなしで音に影響はほとんど無いと考えて良いでしょう。
ブリッジピンの調整について
ブリッジピンの調整については、まず、ブリッジの穴とブリッジピンのサイズが合うようにすることがあげられます。一般的にはブリッジ側で調整します。リーマーなどを使用して、ブリッジの穴を調整します。まずはピンが一番下までスムーズに入る大きさにします。次に弦を張った状態でさらに調整します。太い弦側では弦の太さでピンが十分に下に入らない場合があります。その場合は、ピンの溝を少し削って大きくします。
エボニー材について
カキノキ科
気乾比重 : 0.85〜1.09
産地:
東南アジア、インド、スリランカなど
ギターの指板やブリッジの材として使用されます。 以前は全体が黒色のエボニーがよく使われていましたが、良材の減少により最近ではエボニーといえば茶色の縞の入ったマッカーサー・エボニー(Macassar Ebony)のことを指します。インドや東南アジアに多く分布しているカキノキ科の木材で、ギターでは「ブリッジ」や「指板」に多く使用されています。黒タンと呼ばれるほど“黒い”ものが一般的でしたが、最近では茶色で縞模様の木目の入ったもの(マカッサー・エボニー)が主流になりつつあります。重い材で、音色も重くて丸い温かいのが特徴です。見た目ほどヌケは良くないようですが、キンキンした音が苦手な人にはオススメです。
カキノキ科。アフリカ・南アジア・東南アジ アなどに分布する広葉樹。黒檀とも呼ばれます。ギターでは主に指板、ブリッジなどに使用されます。ペグやブリッジピンなどの高級ギター用品や、以前はネックの強度を上げるためのロッドなどにも使われました。現在では希少な樹木とされています。縞の入ったマカサーエボニーもあります。
果物のカキのことは、よく知られていますが、コクタンと呼ばれている木材が、カキの仲間からの木材ということはあまり知られていないでしょう。事実、コクタンの取れる樹木を、結実期にみると、大分日本のカキとは違いますが、それでも立派な大きなカキをつけていることがあります。コクタンは、シタン、コクタン、タガヤサンで知られる唐木の代表的なものの一つです。今日では本コクタンと呼ばれる真黒な木材をみることは、非常に少なくなり、あるとすれば、小さな細工物になっているものが大部分でしょう。その真黒なものはD. ebenumのような樹種から採取されていますが、もうほとんど大木はなくなってしまっているでしょう。もっともエボニーというのは真黒なものが本来的なものでしたが入手し難いことと、どちらかというと、縞がある方が現在では好まれるので、かつて低質のエボニーと考えられていた桃色の地に黒色の縞があるD.discolorのような木材の方が装飾的な用途に用いられているようです。「エボニー」はコクタンに対する英語と考えてよいでしょう。この類の木材はアフリカ、熱帯アジア、ニューギニアなどに産します。
心材は樹種により桃色と黒色による縞状(D.discolor) 、真黒色(D.ebenum) などがあります。辺材はほとんどが灰白色です。一般に木材は重硬で、気乾比重は1.09(D.discolor) 、1.05(D.ebenum) です。木理は通直であるが、不規則なこともあります。肌目は精で、光沢があります。用途としては 唐木細工、彫刻、錠作、象嵌、絃楽器の部品、ピアノの鍵、ブラシの柄、スライドベニヤ、家具などに用いられます。
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