Japan Folk

南こうせつ / 風

南こうせつの魅力について考えてみます。 明るい声や親しみやすいルックス。 メロディアスな楽曲・・・ シンガーソングライターとしての魅力。 コミックソングからバラードまで柔軟に対応できる伸びやかな声。 そして、その魅力は抒情性あるバラードで十二分に発揮されます。 かぐや姫時代「雪が降る」「加茂の流れ」のセンチメンタルな世界。 これらはソロアルバムの中でも受け継がれています。


1st「粉雪」、2nd「恋歌」、4th「にぎやかな夕暮れ」などは、 日本的情緒を含んだ佳曲と言えます。 その楽曲を強く印象的にしているのが彼の声です。 それが結実して大ヒットしたのが1978年の「夢一夜」。 以降も数多くの作品をリリースし輝き続けます。「風」伊勢正三が「猫」の大久保一久と1975年に結成したデュオ。 かぐや姫の解散が決まった年に結成となります。


かぐや姫時代の名曲「22歳の別れ」でデビューします。 正やんの抒情性と大久保のポップ性が程よくブレンド。 これが2人のサウンド特徴となります。 2nd「時は流れて・・・」まではアコースティックなフォークサウンド中心。 3rd「ウインドレス・ブルー」からシティポップスに変わります。 当時2人はスティーリーダンに傾倒していました。 彼らのサウンドは英国ユニットマークアーモンドを彷彿とさせます。以降、その路線はLA録音盤「海風」から「ムーニーナイト」まで続きます。



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南こうせつ 「帰り道」
クラウン
PANAM
1975年

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・ 旅するあなた
・ 花一文目
・ 僕のこの足がも少し長ければ
・ 昨日にさようなら
・ 粉雪
・ 嵐の航海
・ 海になりたい
・ 荻窪二丁目
・ 来年も来るよ
・ マイダーリン
・ コンサートが終わって
・ 幼い日に
・ かえり道



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南こうせつ 「グッドバイブレーション」
クラウン
PANAM
1976年

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・ 朝が来るまで
・ 昨日にさようなら
・ 来年も来るよ
・ 九州に帰る友よ
・ たぬき囃子
・ さよならの街
・ 妹
・ ひとりきり
・ 思いでにしてしまえるさ
・ ヘイジプシ―誘っとくれ
・ 何処にも行かない
・ ねがい
・ 今日は雨
・ うちの父さん
・ いつもふたり
・ 朝がくるまで
・ 幼い日に
・ グッドナイトマイベイビー
・ 私の詩



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「風KAZEファーストアルバム」
クラウン
PNAM
1975年

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・ ダンシングドーム
・ 海岸通
・ なんとなく
・ 星空
・ でいどりーむ
・ ロンリネス
・ あいつ
・ 桜の道
・ 東京1975
・ はずれくじ
・ 男は明日はくためだけの靴を磨く
・ お前だけが



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風  「海風」
クラウン
PANAM
1975年

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・ 海風
・ 冬京
・ デッキに佇む女
・ 酔いしれた男がひとり
・ おそかれはやかれ
・ 歴史と季節の国
・ トパーズ色の街
・ そんな暮らしの中で
・ あの娘の素顔
・ あいつが生まれた朝
・ 防波堤


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