• #2716【サドル】牛骨 ボーン 漂白 ピッチ調整加工 厚2.7mmx長72mmx高11.5mm 基準音質 音改善 定番材 リペア製作系 メンテナンス <★送料200円ポスト投函>

価格:1,060円(税込)

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    サドルについて

サドルの素材は安価なものとしてはプラスチックがありますが、中級以上のギターには牛骨材が使われ、さらに最高級のギターには象牙材が使われています。最近ではABSやブラス(真鍮)、カーボン、セラミックなどの新素材も使われるようになっています。「 牛骨」が最も弦楽器に適しているという意見もあれば、ギターを作った人々の身近にあった素材がたまたま牛骨であっただけで、 素材として最適とは限らないという意見もあります。

とは言っても、牛骨は古来より永く使われ続けていることには間違いなく、サドルの基準となる素材としての評価は十分あります。言わば「サドルの定番」としてまずはその特性を十分理解し、さらに他の素材を試してゆくというのが良いと思われます。又、象牙材は最高品質の材として広く知られ、音質的にもギターに非常に適した材として人気があります。ギターを最高の状態に近づけるグレードアップには、この象牙材を使用することが近道と言えます。

一般的に弦楽器が音を奏でるには、弦の振動が必要です。弦を振動させるには、弦を張り、その両端に楽器本体から弦を浮かせるものが必要となります。ナットは、指板(フィンガーボード)の上の端で、弦を乗せる台として使われるパーツです。 又、サドルは、ボディの下部のブリッジ側で、これもまた弦を乗せる台として使われます。

これらのパーツは音色にかなりの影響を及ぼし、硬めの素材を使えばサステインが向上しますが音の広がりは狭くなります。 反対に柔らかめの素材では、甘いトーンとなり、音の広がりが向上しますがサステインは抑えられる傾向となります。


    サドルの成形ついて

サドルの成形については、既にブリッジに開けられている溝にサドルが合うかをまずチェックします。最初のチェックは厚みが合うかです。ブリッジの溝は3mm程度ですので、サドルもこの厚みに調整します。 厚みが調整できたら次は長さを合わせます。これは、ブリッジの原寸で合わせ、両端を丸めます。鉛筆で少し長めに線引きをしておき、バイスに固定して切ります。

長さが決まったら次は高さです。高さはブリッジにサドルを付けて4mmぐらい上になるように調整しておきます。上部はフィンガーボードのカーブ ( R ) に合わせて若干のラウンドを付けておきます。そして若干の丸みをヘッド、エンド方向にもつけておきます。サドル底部が平らになっていて、ブリッジの底にぴったり付くかどうかもチェックします。

ここにすき間があると音の伝達が弱くなります。ここの段階ではサドルの高さを、取り合えず4mmの高さにしておき、後で調整するという流れになります。弦高は僅かの違いで弾き易さがかなり違ってきますので、僅かずつ調整してゆきましょう。最終調整は弦を張ってオクターブチェックをしながら行います。

オクターブ調整は弦長の僅かな狂いを調整するもので、12フレット上のハーモニックスと押弦の音程の差を、サドル山の位置をずらすことで最小限の狂いに調整します。ハーモニックスより押弦のほうが高音の場合は、サドル山を後方に、その逆の場合はサドル山を前方に移動させます。


    作業工程順の例

1 厚み調整
2 長さ調整
3 高さ調整
4 オクターブピッチ調整



ご自分でやるリペアに行き詰まったら専門店にお任せください !!


お客さまの声(16件)

総評: 星1つ星1つ星1つ星1つ星1つ 4.9

星1つ星1つ星1つ星1つ星1つerlove様
2015/06/06
ミニアコースティックギターに装着したところ、伸びのある、歯切れがいい音に変化し、購入してとても良かったです。
ミニアコースティックギターに装着したところ、伸びのある、歯切れがいい音に変化し、購入してとても良かったです。
  
お店からのコメント
2015/07/13

ミニアコースティックギターはサドル材がどのようなものが付いていたかわかりませんが、比較的プラスチック製が多いと思います。もしプラスチック製が付いていたなら、牛骨素材に交換すると効果がよくわかるのではと思います。この度は当店をご利用頂き誠にありがとうございました。又のご利用をお待ちしています。ありがとうございました。

星1つ星1つ星1つ星1つ星1つtosiokab様
2015/04/19
迅速に対応いただきました。
アコギのキットには関心があります。
また、お世話になると思います。よろしくお願いします。
迅速に対応いただきました。
アコギのキットには関心があります。
また、お世話になると思います。よろしくお願いします。
  
お店からのコメント
2015/04/21

この度は当方をご利用頂きまして誠にありがとうございます。オクターブチェックもある程度されているサドルです。現在使われているサドルの山が同様な形状のサドルであれば、殆ど山の調整は不要かと思います。あとは必要に応じて厚み、長さ、高さを微調整すれば良いでしょう。キットは製作する楽しみがありますので、是非一度試してみてください。それでは又のご利用をお待ちしています。ありがとうございました。

星1つ星1つ星1つ星1つ星1つDen様
2015/01/16
いつも迅速な対応頂きありがとうございます。
いつも迅速な対応頂きありがとうございます。
  
お店からのコメント
2015/01/16

毎度当店をご利用いただきありがとうございます。最近ではご自分でナットやサドルを調整・交換する方も増えてきて、万一の失敗のためにスペアパーツを多くお買い求められる方が多くなってきています。ギタープレイヤーとして楽しまれる方が、リペアの楽しさも経験されることは非常に良いことだと思います。どうぞこれからも宜しくお願い致します。