「ハイファイ・エリントン・アップタウン」
デュークエリントン
CBS ソニー 32DP-597
これはエリントン楽団1950年代のベスト定番で、1950年末の「マスターピーセス」に続くエリントンの30cmLP第二弾「エリントンアップタウン」の1曲を、(5)に差し替えたもの。可能となった長時間録音をフルに生かしたダイナミックな演奏が楽しめます。ジョニーホッジス(as)、ローレンスブラウン(tb)、ソニーグリア(ds)の退団で変動期にあったバンドは、クラークテリー(tp)、ルイベルソン(dr)の新メンバーを得てサウンドのモダン化が進められました。ベルソン作の冒頭曲から、彼のドラムソロをフューチャーするなど、思い切った措置もみられます。意欲的な組曲(5)も感動を誘いますが、(3)のベティローシェ歌入りロングバージョンが人気の的です。
1. スキン・ディープ
2. ザ・ムーチ
3. A列車で行こう
4. パーディド
5. コントラヴァーシャル組曲 ビフォア・マイ・タイム
6. コントラヴァーシャル組曲 レイター
7. ア・トーン・パラレル・トゥ・ハーレム