バドパウエル
「ジニアスオブ バドパウエル+2」
Verve
ポリドール J28J 25072
「ジャズジャイアント」と並ぶバーブにおけるパウエルの定番です。「ティークフォーツー」の別テイク2つ追加で録音順に並び換えられました。(1)~(4)は1950年のトリオ、あとは1951年のソロ演奏となっています。5曲のオリジナルが含まれ、これらがLPのA面を構成していましたが、中でも彼の代表曲となった(5)、後に「ブードウ」と改題されました、(8)の初演が注目されます。持てるテクニックの限界に挑戦したかのような、凄まじい鬼気迫る演奏で、どのトラックからも彼の絶頂期を聞き取れます。特にトリオでの超高速演奏は圧巻です。バディリッチのミスキャストも、何のそのです。アルバム全体が超人ぶりに塗りこめられているので、聴き通すと疲れるのが唯一の難点かもしれません。
1 ティー・フォー・トゥー
2 ティー・フォー・トゥー
3 ティー・フォー・トゥー
4 ハレルヤ
5 パリの目抜き通りで
6 オブリヴィオン
7 ダスク・イン・サンディ
8 ハルシネイションズ
9 ザ・フルーツ
10 ア・ナイチンゲール・サング・イン・バークレイ・スクェア
11 ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ
12 ザ・ラスト・タイム・アイ・ソウ・パリ