Alberta Hunter

Alberta Hunter
「The '20s & '30s」
(Jass J-CD-6)


アルバータハンターは、1970年代末に80歳を超える高齢でカムバックして話題になりました。クラシックブルースシンガーの中でも忘れられないひとりです。本CDは(1)~(15)が1935年~1940年、(16)~(23)が1921年~1927年録音という構成になっています。ボードビル風味も強い典型的クラシックブルースが聴けます。1939年の(5)、1922年の(17)という同一曲を比べるまでもなく、1930年代の方が円熟しています。ピアノ伴奏のみの(10)~(13)は歌のこまやかさがよく伝わります。(14)(15)の堂々としたブルージーな感覚も最高です。もっとも1920年代の歌も体を張った清々しさがあり、ユービーブレイク、フレッチャーヘンダースンらの楽団、ルイアームストロング、シドニーベシェットらの豪華な演奏もあり、捨て難くはあります。


1. St. Louis Blues
2. Moanin' Low
3. Downhearted Blues
4. Now I'm Satisfied
5. Sweet Georgia Brown
6. You Better Change
7. C-Jam Blues
8. Streets Paved With Gold
9. Gallon Stomp
10. I Will Always Be In Love With You