Ma Rainy

Ma Rainy
「Pヴァイン-ブルースの巨人12」
(Pヴァイン PCD3752)


ブルースの母と呼ばれたマーレイニ―。ベシースミスを見出し、影響を与えたベシーと比肩しうる数少ないクラシックブルースシンガー。1886年に生まれ、20世紀初頭にはプロ歌手となり、ヴォ―ドビルなどで活躍。1923年~1928年に録音を残しています。このCDはそこから万遍なく16曲選んだもので、わが国初のレイニーのフルアルバム。レイニーは初録音時には37歳になっており、ここで聴ける歌唱も脂の乗り切った堂々としたもの。


ベシーに負けぬ力強さを持ち、より南部臭さを感じさせるあたりが、レイニーの持ち味。南部との繋がりを感じさせる (1)。ボーディブルースの (2)。哀愁溢れる (3)。ススタンダード化した (5)。パワフルな (8)。なぜ彼女が「ブルースの母」と呼ばれたかが分かる。バックは殆どジャズ系だが、ウォッシュボードバンド、タンパレッドのスライドギターも楽しめる。


1. Bo Weavil Blues
2. Shave 'Em Dry Blues
3. Booze And Blues
4. Jealous Hearted Blues
5. See See Rider Blues
6. Countn' The Blues
7. Army Camp Harmony Blues
8. Bessemer Blues
9. Mountain Jack Blues
10. Don't Fish In My Sea
11. Weepin' Woman Blues
12. Black Cat Hoot Blues
13. Deep Moaning Blues
14. Sleep Talking Blues
15. Blame It On The Blues
16. Ma And Pa PoorhouseBlues