ホーム home << サドル saddle << #2708-b 牛骨 無漂白 6.2mmx85mmx10mm
仕様 : アコースティックギター用
材質 : 牛骨 ( BONE )
素材 : ソリッド
サイズ : 厚さ6.2mm x 長さ85mm x 高さ10mm
漂白 : なし
研磨 : 無し
カット : ラフカット
漂白されていない、厚みが6.2mmの牛骨サドルです。厚みがかなりありますので、サドル幅の厚いブリッジにも合います。材質的には中級以上のギターに使用されています。リペアやグレードアップには標準の素材と言えます。音色は堅過ぎず、柔らか過ぎず、オールマイティに使用できます。クリーム色系の色合いで、漂白されていないため油分が多少あり、弦との摩擦が少ないタイプです。ビンテージの雰囲気も出せます。サドルは弦の振動を直接受ける重要な役割を持っているパーツですので、素材にはこだわりましょう。
サドル加工をご自分で行う場合、加工やリペアに不慣れな方は、成形の失敗を考慮しサドルを複数個確保しておくことをおすすめします。スぺアのサドルが手元にあれば、万一成形に失敗しても別のサドルで再加工が可能ですので、精神的にも余裕を持って成形に取り組めます。 尚、当方が提供するパーツを使ってリペアを試みられた結果、不具合やトラブルなどが発生しましても当方では責任を負いかねますので、宜しくお願い致します。
サドル選びの際は、「ブリッジ溝」と同じかそれに近い厚みのものを選ぶのがポイントです。厚みを調整する作業は手間が掛かりますので、出来る限り「ブリッジ溝」の厚みにピッタリか近いサドルが理想です。まずは「厚み」を基準に選ばれるのが賢明でしょう。
0757. おすすめ度 ★★★★★ キャベツ様 2015-01-22
お店の迅速な対応など大変安心してお買い物出来ました!!
また是非ご利用させて頂きたいと思います。
太目のサドルは特殊なサドルなどに使っていただけます。まれに6mm程度のサドル溝が設定されているギターがありますが、これはオクターブチューニングでの調整の範囲が広がるので、より安定した音程が得られやすいというメリットがあります。サドルが薄くなればなるほど調整の範囲が狭くなってきます。どうぞこれからも当店を宜しくお願い致します。ありがとうございました。
0415. おすすめ度 ★★★★★ マルコス様 2011-03-01
遅れてしまいましたが、先日商品の方が到着いたしました。ありがとうございます。
古い楽器につきサドルにも幅があり、なかなか入手しにくいサイズですが、これで修理も行えます。
ありがとうございました。
この度は当店をご利用頂きありがとうございます。サドルのサイズは比較的豊富なバリエーションとなっていますので、多くの楽器修理にご利用頂けると思っています。厚みが必要な場合でも、このサドルでしたらかなりフォロー出来るのではないでしょうか。今後は素材の種類も増やしてゆきたいと考えています。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。ありがとうございます。
サドルについて
サドルの素材は安価なものとしてはプラスチックがありますが、中級以上のギターには牛骨材が使われ、さらに最高級のギターには象牙材が使われています。最近ではABSやブラス(真鍮)、カーボン、セラミックなどの新素材も使われるようになっています。「 牛骨」が最も弦楽器に適しているという意見もあれば、ギターを作った人々の身近にあった素材がたまたま牛骨であっただけで、 素材として最適とは限らないという意見もあります。とは言っても、牛骨は古来より永く使われ続けていることには間違いなく、サドルの基準となる素材としての評価は十分あります。言わば「サドルの定番」としてまずはその特性を十分理解し、さらに他の素材を試してゆくというのが良いと思われます。又、象牙材は最高品質の材として広く知られ、音質的にもギターに非常に適した材として人気があります。ギターを最高の状態に近づけるグレードアップには、この象牙材を使用することが近道と言えます。
一般的に弦楽器が音を奏でるには、弦の振動が必要です。弦を振動させるには、弦を張り、その両端に楽器本体から弦を浮かせるものが必要となります。ナットは、指板(フィンガーボード)の上の端で、弦を乗せる台として使われるパーツです。 又、サドルは、ボディの下部のブリッジ側で、これもまた弦を乗せる台として使われます。 これらのパーツは音色にかなりの影響を及ぼし、硬めの素材を使えばサステインが向上しますが音の広がりは狭くなります。 反対に柔らかめの素材では、甘いトーンとなり、音の広がりが向上しますがサステインは抑えられる傾向となります。
サドルの成形ついて
サドルの成形については、既にブリッジに開けられている溝にサドルが合うかをまずチェックします。最初のチェックは厚みが合うかです。ブリッジの溝は3mm程度ですので、サドルもこの厚みに調整します。 厚みが調整できたら次は長さを合わせます。これは、ブリッジの原寸で合わせ、両端を丸めます。鉛筆で少し長めに線引きをしておき、バイスに固定して切ります。長さが決まったら次は高さです。高さはブリッジにサドルを付けて4mmぐらい上になるように調整しておきます。上部はフィンガーボードのカーブ ( R ) に合わせて若干のラウンドを付けておきます。そして若干の丸みをヘッド、エンド方向にもつけておきます。サドル底部が平らになっていて、ブリッジの底にぴったり付くかどうかもチェックします。ここにすき間があると音の伝達が弱くなります。ここの段階ではサドルの高さを、取り合えず4mmの高さにしておき、後で調整するという流れになります。弦高は僅かの違いで弾き易さがかなり違ってきますので、僅かずつ調整してゆきましょう。最終調整は弦を張ってオクターブチェックをしながら行います。
オクターブ調整は弦長の僅かな狂いを調整するもので、12フレット上のハーモニックスと押弦の音程の差を、サドル山の位置をずらすことで最小限の狂いに調整します。ハーモニックスより押弦のほうが高音の場合は、サドル山を後方に、その逆の場合はサドル山を前方に移動させます。
【作業工程例】
1 厚み調整
2 長さ調整
3 高さ調整
4 オクターブピッチ調整
サドル形状例
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