【参考】 ギターピックの作り方
用意するもの
糸鋸、サンドペーパー 粒度 #240、#400、#600
工程1 板の上に作りたいピックの形を鉛筆で下書きします。
工程2 下書きのラインを残し、糸鋸を使って切り出します。
工程3 粒度#240のサンドペーパーをピックに対して直角に当て、弧を描くように輪郭を削ります。[※1]
工程4 厚み調整は粒度#240~#600を使用します。人差し指と中指を軽く添えながら、円を書くように擦り合わせします。[※2]
工程5 断面は粒度#400から#600を使用しましゅ。ピックに対して30~45度の角度で両面を均等に仕上げて丸みを持たせます。[※3]
工程6 試し弾きしながら4に戻り厚さを調整します。
補足
※1 切断面の仕上げに粒度#120、厚みのエッジの最終仕上げに粒度#1000のサンドペーパーを使うと作業性と仕上げのクオリティが高まります。
※2 厚みの調整の際に滑って押さえにくいときは、水で濡らしたタオルを用意して手を湿らせてから作業をすると滑りにくいです。また、抑える力の加わる部分が薄くなるので、時折押さえる位置をずらしピックを回転させてください。先端に向かってテーパー上にピックを薄くしていく形は弾くときに持ちやすいです。
※3 ピックエッジの丸みは指の腹の部分の弾力を使ってすると自然な形に仕上がります。最初から薄く作るのではなく、象牙の品質・質感を知るためにも厚みに変化をもたせたタイプを数種類作成することをお勧めします。
注意事項
耐水ペーパーは細かな番手も多く、水研ぎする方法もありますが、反ることもあります。作業はできるだけ短時間で終わらせて、濡れたピックは乾いた布でよく拭いて陰干しをしてください。 サンダー・バフがけ他、電動工具を使うこともできますが、熱で焼けると劣化します。作業の際は50度以上の摩擦熱が加わらないように注意します。