白ABS樹脂ドットなしブリッジピンです。 音色については軽めでソフトなトーンが得られます。弦用の溝が彫ってありますので、弦との調整もスムーズです。ブリッジピンは弦の振動を直接受ける重要な役割を持っているパーツです。材質によりギターの音色が微妙に変わってきますので、いろいろなブリッジピンを取付けて音色の変化を楽しみましょう !
ブリッジにピンをセットした時、ピンが太くて浮き気味になる場合は、サンドペーパーなどでピン自体を僅かに細く削るか、ブリッジのピン穴をリーマーなどで僅かに広げ微調整します。又、逆にピンが細く、ピン穴とピンとのセット状態が多少緩い場合は、弦を張ってチューニングした時にピンが固定されていれば、特に問題はありません。
ブリッジピンは弦のボールエンドがピン底部に当たり、ピン自体がホールに若干斜めに傾き、ホール壁面との摩擦で固定されます。ですので、ピン穴とピンとのセット状態が多少緩くても、ピンが傾斜しているため、簡単にはピンは抜けませんのでご安心下さい。( 下記の弦セット方法をご参照下さい )
■ 仕様 : アコースティックギター用
■ 材質 : 白ABS樹脂
■ 弦溝 : 有り
■ 太さ : 約5.0~5.3mm前後(一番太い部分)
■ 長さ : 約24mm
■ ドット : なし
■ 本数 : 6本セット
ピン穴が緩くても抜けにくい方法
弦をブリッジ側でとめる場合、ピン穴にブリッジピンが固く留まることはあまり重要ではなく、本来は弦の先 ( ボールエンド側 ) がどの位置でセットされているかのほうが、より重要になります。ピン自体が穴より細くゆるんでいても、下記の方法で適切に弦がセットされれば、ほとんど問題にはなりません。弦の固定は、ピンがピン穴にきつく固定されることによりなされるのではない事を理解することが重要です。
通常は袋から出した弦を、そのままブリッジの穴に通します。 断面図で表すとこの様な感じになります。 この状態でそのままブリッジピンを差込みます。
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弦にテンションが掛かると、「ボールエンド」がブリッジピンの先端に引っかかり、そのまま上へと押し上げる力が起こります。 ある程度まではピンと穴の摩擦の力で耐えていますが、弦を張っていくとそのうちピンが浮き上がってきます。
今度は弦を画像のように曲げてからブリッジ穴に通します。「 ボールエンド」がブリッジピンの先端に引っ掛からないように、うまくよけることが出来ます。 又、ピンを差し込むと同時に、手で弦を引っ張り上げると、ピンとブリッジ裏面に「ボールエンド」が 固定されます。これでピンが緩んでくる事を防げます。
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このように弦を張ると、「ボールエンド」はブリッジピンの先端には引っ掛からず、ピンの側面とブリッジの裏側に当たる部分にピッタリと固定されます。 そうすれば、弦を強く張ってもピンへかかる力が真上方向ではないため、ピンを穴に押し付ける力が働きます。摩擦力が高まるため、弦を張るほど抜けにくくなり、多少ブリッジ穴が緩くてもピンと弦がしっかり固定されます。基本的にはピンは差し込まれた力で止まっているのではなく、弦に引っ張られる事で摩擦が生まれて止まっています。 穴に対してピッタリかやや緩めのブリッジピンがベストです。ピンが太くて入らない場合は、ピンを少し削るかブリッジ穴を広げます。