漂白されていない牛骨サドルです。サイズは大きめでオリジナルなどのサドルにも対応できるサイズです。材質的には中級以上のギターに使用されています。リペアやグレードアップには標準の素材と言えます。音色は堅過ぎず、柔らか過ぎず、オールマイティに使用できます。クリーム色系の色合いで、漂白されていないため油分が多少あり、弦との摩擦が少ないタイプです。ビンテージの雰囲気も出せます。サドルは弦の振動を直接受ける重要な役割を持っているパーツですので、素材にはこだわりましょう。
■ 仕様 : アコースティックギター用
■ 材質 : 牛骨 ( BONE )
■ 素材 : ソリッド
■ サイズ : 厚さ3.5mm x 長さ105mm x 高さ12mm
■ 漂白 : なし
■ 研磨 : 無し
■ カット : ラフカット
お客様の声
SAM様 | 投稿日:2018年08月22日 |
おすすめ度: | |
2回目のサドルの購入です。他社の用に鬆が入っていなく大変品質がいいです。また、ナットも購入したいです。
|
メトキチ様 | 投稿日:2017年01月18日 |
おすすめ度: | |
注文して二日後に良質なロングサドルが届きました。丁寧に時間をかけて加工しました。期待どおりの音色に喜んでいます。次回も是非利用させて頂きますのでよろしくお願いします。
お店からのコメント |
ediol様 | 投稿日:2014年12月31日 |
おすすめ度: | |
とある国にギターを発注して、一年経ってやっと私の手元に届いたとき、がっかりしました。いい加減な作りをされたのです。
弦幅などは勿論メチャクチャだったのですが、弦高も、言うまでもなくひどい物でした。わたしでは直せない弦幅は、仕方がないのでリペアマンにお願いしましたが、弦高については私の方で、ネットで調べたり、昔お世話になっていたギタービルダーにアドバイスいただきながら悪戦苦闘しておりました。 サドルを何本も製作し、失敗してはまたこちらのショップに注文するのくり返しでした。 最後、新品の材料三本残ったところで、自分に合った最高のサドルを 作り上げる事が出来ました。 それと同時に、サドルに関しては、オタクレベルになってしまいました(笑) なにも聞かずにサドルを送り続けてくれたこちらのショップには大変感謝いたしております。 お店からのコメント |
サドルについて
サドルの素材は安価なものとしてはプラスチックがありますが、中級以上のギターには牛骨材が使われ、さらに最高級のギターには象牙材が使われています。最近ではABSやブラス(真鍮)、カーボン、セラミックなどの新素材も使われるようになっています。「 牛骨」が最も弦楽器に適しているという意見もあれば、ギターを作った人々の身近にあった素材がたまたま牛骨であっただけで、 素材として最適とは限らないという意見もあります。
とは言っても、牛骨は古来より永く使われ続けていることには間違いなく、サドルの基準となる素材としての評価は十分あります。言わば「サドルの定番」としてまずはその特性を十分理解し、さらに他の素材を試してゆくというのが良いと思われます。又、象牙材は最高品質の材として広く知られ、音質的にもギターに非常に適した材として人気があります。ギターを最高の状態に近づけるグレードアップには、この象牙材を使用することが近道と言えます。
一般的に弦楽器が音を奏でるには、弦の振動が必要です。弦を振動させるには、弦を張り、その両端に楽器本体から弦を浮かせるものが必要となります。ナットは、指板(フィンガーボード)の上の端で、弦を乗せる台として使われるパーツです。 又、サドルは、ボディの下部のブリッジ側で、これもまた弦を乗せる台として使われます。
これらのパーツは音色にかなりの影響を及ぼし、硬めの素材を使えばサステインが向上しますが音の広がりは狭くなります。 反対に柔らかめの素材では、甘いトーンとなり、音の広がりが向上しますがサステインは抑えられる傾向となります。
サドルの成形ついて
サドルの成形については、既にブリッジに開けられている溝にサドルが合うかをまずチェックします。最初のチェックは厚みが合うかです。ブリッジの溝は3mm程度ですので、サドルもこの厚みに調整します。 厚みが調整できたら次は長さを合わせます。これは、ブリッジの原寸で合わせ、両端を丸めます。鉛筆で少し長めに線引きをしておき、バイスに固定して切ります。
長さが決まったら次は高さです。高さはブリッジにサドルを付けて4mmぐらい上になるように調整しておきます。上部はフィンガーボードのカーブ ( R ) に合わせて若干のラウンドを付けておきます。そして若干の丸みをヘッド、エンド方向にもつけておきます。サドル底部が平らになっていて、ブリッジの底にぴったり付くかどうかもチェックします。
ここにすき間があると音の伝達が弱くなります。ここの段階ではサドルの高さを、取り合えず4mmの高さにしておき、後で調整するという流れになります。弦高は僅かの違いで弾き易さがかなり違ってきますので、僅かずつ調整してゆきましょう。最終調整は弦を張ってオクターブチェックをしながら行います。
オクターブ調整は弦長の僅かな狂いを調整するもので、12フレット上のハーモニックスと押弦の音程の差を、サドル山の位置をずらすことで最小限の狂いに調整します。ハーモニックスより押弦のほうが高音の場合は、サドル山を後方に、その逆の場合はサドル山を前方に移動させます。
作業工程順の例
1 厚み調整
2 長さ調整
3 高さ調整
4 オクターブピッチ調整
ご自分でやるリペアに行き詰まったら専門店にお任せください !!
お店からのコメント