スライドギター用のバーです。 円筒形スライドボトルとは少し違った形をしています。 通常のギターの演奏スタイルとは異なり、 琴の感じに似た形で演奏する時に使用します。このRR1タイプはミュージシャンの ロバードランドルフの意見を取り入れたシグネチャーモデルです。2種類ありますが こちらはスピードある演奏に適しています。
スチールギター奏者ロバードランドの提案で生まれたシグネチャーモデル1です。形状が微妙に異なるタイプです。充分な重さがあり、スライドギタープレイに最適です。ロバートランドルフは全く新しい方向のスチールギター音楽をめざしているミュージシャンで、彼はSHUBB製のバーを使用していました。ゲイリーモブリーは彼がプレイするのを聞きに行き、舞台裏で彼と話す機会を得ました。ゲイリーが「SHUBBバーの調子はどうですか」と尋ねたとき、ロバートはこのバーが気に入っていると言いました。それからロバートはいくらかの提案をし始めました。後にロバートのアイデアによる2本のバーが開発されました。
■ 仕様 : スライド奏法用
■ 材質 : スチール
■ 重さ : 約140g
■ 長さ : 約8.4cm
■ 高さ : 約2.0cm
送料 880円
スライド奏法について
スライド (ボトルネック) 奏法は有名なチョーキング奏法のように、平均律では表現できないブルーノートを演奏するために考え出された奏法です。このテクニックは、ポケットナイフやガラスビンの口を切ったものを弦に触れさせ、そのまま弦の上を滑らせて音程を変化させたところから「スライド奏法」と呼ばれています。
現在ではこの奏法専用のスライドバーを指にはめてプレイするのが通例です。又、スライド奏法をプレイする場合、「弦高」が少し高い方がプレイしやすいので、必要に応じて「弦高」を調整します。音質はボトルネックの素材・厚さ等により変わりますので、いろいろなタイプのスライドバーを試されるのが良いでしょう。
スライドバーの使い方
スライドバーの使い方で大切なことは、弦を強く押さえてフレットに当てるのではなく、弦に軽く触れるということと、目的とする音のフレットの真上に当てるということです。スライド奏法ではじめに戸惑うのが「ノイズ」の問題です。スライドバーを弦に当てる時や離す時のノイズ、又、弦上を移動する時にもノイズが出ます。
従って、左右の手を使ったミュートに神経を使う必要があります。バーを弦に当てる時は必ず右手で全弦をミュートすることなどは習慣としてしまいましょう。これ以外にも、バーを付けていない指はナット側の弦をいつもミュートしておくことが大切です。
変則チューニングについて
6弦から1弦に向かって「E A D G B E」というスタンダードなチューニング以外を「変則チューニング」と呼びます。ブルースギターなどで使われるこの「変則チューニング」は開放弦の状態で、あるコードとして構成されるものが殆どで、スライド奏法などでは必ずと言って良いほと゜使われます。
例えば6弦だけをD音に下げるチューニングを使うと、ベース音を「6弦→4弦→5弦→4弦」と弾くことで「D→D→A→D」というDコードのベースパートが開放弦で出せます。これにより高音弦のメロディパートに左手の4本指を駆使することが可能となります。
さらに3~1弦までの音を変化させて、6本の弦をすべてDコードにすると、スライドバーでプレイする場合に、複音での演奏が可能になるのでサウンドに厚みを付ける上でとても効果的です。このように開放弦だけで何かのコードになる、というチューニングを変則チューニングの中でも特に「オープンチューニング」と呼んでいます。