ホーム home << ロゼッタ rosette << #6901-b ヘリンボーン 内径126mm
仕様 : アコースティックギター用
柄 : ヘリンボーン、ストライプ
セット : ヘリンボーン1本、ストライプ2本
材質 : 木材 ( 象嵌 )
内径 : ヘリンボーン 126mm
厚み : 約1.5mm
幅 : ヘリンボーン約5mm、ストライプ約2mm
サウンドホール周りの装飾に使います。中央がヘリンボーン、内と外は白黒ストライプの3点セットです。ヘリンボーンの内径は126mmです。内径は大きめですので、比較的大きなドレッドノートやジャンボタイプのボディサイズに適します。ヘリンボーン以外のストライプは使用しても、しなくても良いでしょう。ヘリンボーンのみでシンプルにするのも面白いです。その場合、サウンドホールは115mm程度の円を開ければバランスが良くなるでしょう。
ロゼッタの取付け方
サウンドホールロゼッタはサウンドホール周りの装飾物のことで、ストライプ・モザイク・ヘリンボーン
など、デザインは様々です。どのロゼッタにするかは、全体の装飾のバランスを考慮して、好みで選んで構いません。では、まず溝を掘ることから始めます。
使用する道具は「サークルカッター」「電動のミニルーター」などがありますが、ここではサークルカッターを使って電動なしで掘ります。サウンドホールロゼッタの幅に合わせて、サークルカッターをロゼッタの内側と外側に切り込みを入れます。例えば2mm幅のロゼッタであれば、2mmの間
隔を空けて切り込みを入れます。掘る深さは1.5mmとします。ここでのポイン
は、円の中心に小さな木片を表板の裏側に接着しておくことです。ご存知の通り、表板の材料はスプルースで、このスプルースは大変柔らかい材質です。ですのでサークルカッターで作業をしていくと、円の中心がだんだん掘れてきて、大きな穴になってしまいます。そうしますと軸が不安定になり、まん丸の円になりにくくなります。ですので円の中心に1cm四方ぐらいの堅めの木片を表板の裏側に接着しておきます。そうすることによって、円の中心がブレずにより正確な円が描けます。
又、木目に逆らわないように注意して、サークルカッターを回す方向をこまめに
変えてゆきます。コンパスのようにグルグル同じ方向に回すのではなく、円の上と下から回しはじめて、それぞれ右端・左端に向かって回していくということです。このようにサークルカッターを回せば、かなりきれいな丸い円になります。力加減はあまり力を入れず、何回も回した方がきれいに切れます。これでサウンドホールロゼッタの切り込みが出来ました。次に彫刻刀で溝を削ってゆきます。サークルカッターでの切り込んだ部分よりはみ出さないように注意
して削っゆきます。深さは1.5mmとします。慎重に削っゆきます。削り終わったら、さらにナイフなどで溝が直角になるように調整します。うまく調整出来たら、接着剤をつけてサウンドホールロゼッタを埋め込みます。フランクリンタイトポンドを使用すれば良いでしょう。ロゼッタの継ぎ目はネックジョイント側とします。この継ぎ目はフィンガーボードが上にきて隠れることになります。ですので継ぎ目はあまり正確に合わなくても問題ありません。タイトボンドをつける前に、一度ロゼッタを仮にはめ込んで長さを決めておきます。
こうして接着して半日ほどしてから、今度は盛り上がっているロゼッタを削ります。小さめのカンナでゆっくりと慎重に削ってゆきます。多少盛り上がっている状態で削るのをやめ、次にスクレーパーで表面を平らにします。さらに、木片に巻いた「紙やすり( #100)」 をかけて調整します。
この時あまり力は入れないで、軽くやすりがけします。前述しましたが、表板のスプルースは柔らかい材質ですので、力を入れ過ぎると削り過ぎて見た目が悪くなります。ここではサークルカッターで切り込みを入れましたが、慣れるまではむづかしいかもしれません。私はドレメル製のミニルーターにアタッチメントをつけて掘っています。お金に余裕があれば、ドレメル製のミニルーターを購入しましょう。1万円代で購入できます。インレイワークなどにも使えて、結構役に立ちます。
ミニルーターを使う時もサークルカッターの時と同様ですが、「ささくれ」ができてきれいに掘れない時があります。その時は
1. ゆっくり回してみる
2 .回す方向を変えてみる
3. 掘る前に「無水アルコール」「希釈したタイトボンド」
を塗り、表面板を軽く固めておく
4. より回転数の高いルーター等を使う
5. ルータービットを換えてみる
6. 不幸にもささくれが出てしまったら
はめ込む前に、ロゼッタの内側に向かって十分
サンディングし、被害を最小限にする
7. ささくれを小さな精密はさみ(先が曲がっているもの)
で丁寧に取り除く。 まつ毛切り用が使い易い。
8. すき間を埋める際はボンドなどにスプルースの色に近くなるよう
「うどん粉」を混ぜて調整する。うどん粉を白色として使う
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