ホーム home << アクセサリー accessory << #4610 簡易ブリッジピン抜き ナラ
仕様 : アコギ用簡易ブリッジピン抜き
素材 : ナラ
幅 : 約13mm
長さ : 約60mm
厚み : 約6mm
強度 : 弱い
塗装 : 天然油によるオイルフィニッシュ
ナラ材でAcoustic Guitar@parts.net オリジナルのブリッジピン抜きです。ブリッジピンが堅く手で抜きにくい時に使用します。木製で滑らかに仕上がっていますので、ギターを傷つけません。アクセサリーとしてもご利用下さい。尚、木製のため強度が極めて弱く、ピン抜きに過度の力が掛かるとヒビが入りますのでご注意下さい。
【ご注意】
この「ピン抜き」は、抜きが固過ぎる状況で無理に力を入れると、ピン先にひび割れが生じます。この「ピン抜き」を使って抜く際、固くて全く動かない場合は絶対にそれ以上力を加えず、まずペンチなどでピンを引っ張るか、底からピンを押し上げるかしてピンを抜きます。その後、ピン穴を広げるか、ピン自体を細くするかのリペアーを行って下さい。その後、通常の固さの範囲内で使用して下さい。
ナラ材について
名称・・・楢(Japanese oak)
その他呼び名・・・水楢(ミズナラ)(大楢(オオナラ)、モンゴリナラ(*1))、ジャパニーズオーク、オーク、小楢(コナラ)(ハハソ、ホウソ、イシナラ(*2))、柏(槲)(カシワ)(*3)
科目・・・ブナ科コナラ(Quercus)属・落葉広葉樹・環孔材・離弁花類(被子植物)
学名・・・Quercus crispula Blume (ミズナラ)
シノニム(異名):Quercus mongolica var. crispula (ミズナラ)
Quercus serrata (コナラ)
Quercus dentata (カシワ)
産地・・・北海道から本州、四国、九州、サハリン、樺太、南千島、朝鮮。特に北海道産が質・量ともに有名。
色調・・・心材は暗灰褐色、淡銀褐色。辺材は灰白色、淡灰白色。
性質・・・木理:交錯、辺心材の境目:明瞭、肌目:粗、硬さ:硬、腐食耐久性(耐朽性):弱〜中、磨耗耐久性:強
加工性・・・鋸挽(ノコビキ):(容易)〜困難、鉋掛(カンナガケ):(容易)〜困難、釘打保持力:強、糊付接着性:良好〜中、乾燥:やや困難〜困難、塗装性:高
用途・・・造作材、建具、家具、合板
床材、薪炭用、洋酒の樽材、枕木、器具材、運動具材、造船、単板、車両。
その他・・・北海道産のものは「道産の楢」と呼ばれ有名です。朝鮮の白頭山の山麓にも材質の良い楢があります。中国のモンゴリナラの変種と考えられています。楢は伐採すると大量の水を噴出するので別名で水楢と呼ばれます。英語で「オーク」と言えば普通「カシ」と訳されますが、欧米には常緑オーク類と落葉オーク類があり、オークという木はむしろコナラ・ミズナラ・カシワのような落葉オーク類を指す事が多いです(*4)。「カシワ」は万葉の時代にはクヌギやナラとともに「ハハソ」と呼ばれていました。ちなみに中国で「柏」と書くと全く別のヒノキ科の針葉樹のことをいいます。年輪の境に沿って大きな道管が環状に並んでいる為、年輪がはっきりとしています。艶出しが良く、斑の模様が鮮明。ナラをはじめブナ、カシなどは斑(ふ)が入るのが特徴ですが、斑が大きく虎の毛のような斑点模様に見えるものを虎斑(とらふ)と言います。放射組織が幅広く高いので特に柾目面に帯状の模様=虎斑(とらふ)がはっきりと現れます。この模様は家具に用いた時の大きな魅力となります。 大きな道管が環状に並んでいるような組織の為、成長が良いと木材の比重が高くなり硬くなります。逆に成長が悪いと軽軟になります。伸張・反張しやすく、特に乾燥の際割れが生じやすいです。ブナ材とともに曲木の材料に適します。白樫と楢には導管孔内にチロースと呼ばれる繊維構造がありウィスキー等の醸造樽として使用しても液漏れが起こりません。硬くて割れやすいので釘打ちの際には予備穴が必要です。樹高15〜20m、樹径0.6m。コナラは全国各地の平地や山野でごく普通に見られクヌギとともに雑木林を構成する代表的樹種。ミズナラは山地に多く分布します。
*1:モンゴリナラと呼ばれる事があるようですが、本来モンゴリナラというと中国産のQuercus mongolica を指します。日本産の通称モンゴリナラについては、大陸産とは別種のミズナラから分化したものという説が有力で、モンゴリナラと呼ぶのは不適当との見方が強いようです。その為フモトミズナラという新しい名称も考えられています。
*2:イシナラは材が重く硬いコナラの俗称です。
*3:カシワは通常ナラ材として取引されています。一般的にはナラと言えばミズナラを指すと思いますが、コナラや、カシワもナラと呼ばれます。
*4:常緑オーク類=カシ、落葉オーク類=ナラとなります。西欧には落葉オーク類のほうが多いようで、「オーク」を「カシ」と訳してしまうのは適切ではありません。
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