ホーム home << ブリッジピン bridgepin << #3001-b エボニー ドットなし
仕様 : アコースティックギター用
材質 : エボニー
弦溝 : 有り
太さ : 約5.0〜5.3mm前後
長さ : 約23mm
ドット : 無し
エボニー素材のシンプルなブリッジピンです。音色についてはナチュラルで比較的甘いトーンが得られます。弦用の溝が彫ってありますので、弦との調整もスムーズです。ブリッジピンにはプラスチック素材もありますが、グレードアップには木材や骨材・角材をおすすめします。材質的には中級以上のギターに使用されています。リペアやグレードアップには標準の素材と言えます。ます。バインディングなどが同系色やウッドならば相性は良いでしょう。ドットがないので、外観面で渋い感じが出せます。飽きのこないシンプルな仕上げにはドット無しをおすすめします。又、ブリッジピンは弦の振動を直接受ける重要な役割を持っているパーツです。材質によりギターの音色が微妙に変わってきますので、いろいろなブリッジピンを取付けて音色の変化を楽しみましょう ! 尚、この商品は天然素材のため、色合い・柄などが写真と異なる場合がありますのでご了承下さい。
この商品は天然素材のため、太さや仕上がりに若干のばらつきが出る場合があります。又、ブリッジにピンをセットした時、ピンが太くて浮き気味になる場合は、サンドペーパーなどでピン自体を僅かに細く削るか、ブリッジのピン穴をリーマーなどで僅かに広げ微調整します。又、逆にピンが細く、ピン穴とピンとのセット状態が多少緩い場合は、弦を張ってチューニングした時にピンが固定されていれば、特に問題はありません。ブリッジピンは、弦のボールエンドがピン底部に当たり、ピン自体がホールに若干斜めに傾き、ホール壁面との摩擦で固定されます。ですので、ピン穴とピンとのセット状態が多少緩くても、ピンが傾斜しているため、簡単にはピンは抜けませんのでご安心下さい。( 下記の弦セット方法をご参照下さい )
参考 ピン穴が緩くても抜けにくい弦のセット方法
弦をブリッジ側でとめる場合、ピン穴にブリッジピンが固く留まることはあまり重要ではなく、本来は弦の先 ( ボールエンド側 ) がどの位置でセットされているかのほうが、より重要になります。ピン自体が穴より細くゆるんでいても、下記の方法で適切に弦がセットされれば、ほとんど問題にはなりません。弦の固定は、ピンがピン穴にきつく固定されることによりなされるのではない事を理解することが重要です。
通常は袋から出した弦を、そのままブリッジの穴に通します。 断面図で表すとこの様になります。 この状態でそのままブリッジピンを差込みます。
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弦にテンションが掛かると、「ボールエンド」がブリッジピンの先端に引っかかり、そのまま上へと押し上げる力が起こります。 ある程度まではピンと穴の摩擦の力で耐えていますが、弦を張っていくとそのうちピンが浮き上がってきます。
今度は弦を画像のように曲げてからブリッジ穴に通します。「 ボールエンド」がブリッジピンの先端に引っ掛からないように、うまくよけることが出来ます。 又、ピンを差し込むと同時に、手で弦を引っ張り上げると、ピンとブリッジ裏面に「ボールエンド」が 固定されます。これでピンが緩んでくる事を防げます。
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このように弦を張ると、「ボールエンド」はブリッジピンの先端には引っ掛からず、ピンの側面とブリッジの裏側に当たる部分にピッタリと固定されます。 そうすれば、弦を強く張ってもピンへかかる力が真上方向ではないため、ピンを穴に押し付ける力が働きます。摩擦力が高まるため、弦を張るほど抜けにくくなり、多少ブリッジ穴が緩くてもピンと弦がしっかり固定されます。
基本的にはピンは差し込まれた力で止まっているのではなく、弦に引っ張られる事で摩擦が生まれて止まっています。 穴に対してピッタリかやや緩めのブリッジピンがベストです。ピンが太くて入らない場合は、ピンを少し削るかブリッジ穴を広げます。
ブリッジピンが太い場合の削り方
ブリッジピンの太さが僅かに太い場合は、粗めの紙やすり ( #60、#100 ) でピンのくびれ下の一番太い部分に、巻くようにして動かします。万一、削り過ぎて緩くなっても音質や機能にはあまり影響がありませんので、ご安心ください。
ブリッジピンがかなり太い場合は棒ヤスリを使いピンの一番太い部分を削ります。丸みが均等になるように削ります。万一、削り過ぎて緩くなっても音質や機能にはあまり影響がありませんので、ご安心ください。
おすすめツール 精密やすり
0718. おすすめ度 ★★★★★ がんちゃん様 2014-08-07
いつも利用させてもらっています。エボニーブリッジピン、思ったより仕上げがよくて値段以上に高級感があり、お薦めです。ヘッドウェイHD-308のヴィンテージ用には少し太かったので、ヤスリで削って装着しました。ルックスもサウンドもバッチリです。ますます愛着が湧きました。大変良いものをありがとうございました。
いつも当店をご利用頂きまして誠にありがとうございます。エボニーのブリッジピンを気に入って頂きありがとうございます。今回はヘッドウェイのビンテージギターに取り付けされたとのことですが、エボニー材ならビンテージ感がよりアップしたのではと思います。音質もプラスチックや合成樹脂と比べると向上しているかと思います。これからもどうぞ宜しくお願い致します。ありがとうございました。
0661. おすすめ度 ★★★★☆ lea00700様 2013-08-12
音色がマイルドになりました。ピン穴に合わせる調整は割と楽でした。
ブリッジピンの調整は穴が小さくて広げるか、ピンを削って小さくする場合は少し手間が掛かりますが、多少緩みがあっても殆ど問題にはなりません。そのまま使って頂けるかと存じます。音につきましては、おっしゃる通り木材の持つ特性からマイルドな感じになります。シャープさが強調される牛骨などと比較するとその違いがはっきりするかと存じます。又のご利用をお待ちしています。ありがとうございました。
0476. おすすめ度 ★★★★★ しょうぼう様 2011-06-12
豊富な品揃えに感謝いたします。ギターのトラブル、アップグレードの時にはいつも頼りにしています。これからも頑張ってください。
この度は当方をご利用いただきありがとうございます。そして当方へのご声援、誠にありがとうございます。ブリッジピンは交換が手軽で音色や外観も変えられますので、いろいろ試してみたいですね。その時選択肢として多くの品揃えがあればより楽しい選択となると思います。あれこれ想像しながら選ぶのは楽しいですし。これからも珍しくレアなものやさらに役立つ商品を取り揃え、ガンバってゆきたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願い致します。ありがとうございました。
0089. おすすめ度 ★★★☆☆ 高明様 2008-10-21
あって当たり前でないと困るという空気みたいな存在のパーツですね。でも、こだわりを持ちたいです。
お買上げありがとうございます。ブリッジピンはおっしゃる通り、目立たない縁の下の力的なパーツですが、弦に直接接する部分で音に影響が出るパーッでもあります。エボニーは堅めの木材ですが、甘めでメローなトーンが特徴です。プラスチック製のブリッジピン等と比較すると、その違いがよくわかると思います。どうぞこれからもこだわりを持ってギターを愛してやって下さい。
0064. おすすめ度 ★★★★★ tsuzutatsukun様 2008-07-26
商品、発送に関しては抜群にいいです。値段的にも妥当だと思います。この商品は少し古いギターに使用しましたが、ソフトな音色になり、またひとつバリエーションが増えました。パーツ供給店として是非、選びたいお店です。次回もまたよろしくお願いします。今回はどうもありがとうございました。
とてもありがたいお言葉を頂き、光栄です。一般的にはブリッジピンの材質が堅いと堅めの音色になり、柔らかめの材質であると柔らかめの音色となります。どのような音にしたいかで選択するピンの材質も変わってきます。これからも宜しくお願い致します。
0022. おすすめ度 ★★★★☆ 改造バカ様 2008-02-07
黒檀です。炭のように真っ黒ですが硬いです。
プラスチックのピンより締まった音が出ます。
言葉では表しにくいですがアコギがさらにアコギっぽくなったような気がしました。
替えてみる価値はあると思います。
ブリッジピンの素材も木材、金属、骨材、角材などがありますので、今のギターの音色をどのように変えたいかで素材を選ぶのが楽しいでしょう。ブリッジピンは用意に換えられますので、いろいろな素材で試してみるのも面白いですね。きっと好みの音が見つかります。
0017. おすすめ度 ★★★★☆ ken!様 2008-02-03
採用するにあたり、オーバーサイズがどうかわかりませんでした。出来れば、商品紹介にその旨を記載してほしいです。
いつもご利用誠にありがとうございます。ピンのサイズにつきましては太さ表示を数値にてご案内してゆきたいと存じます。基本は約5mmの太さですが、微妙に異なる場合がありますので、商品毎に表示してゆきます。溝なしのブリッジピンもラインナップに加えてゆきます。貴重なご意見誠にありがとうございました。
ブリッジピンについて
ブリッジピンの素材は比較的安価なものとしてはプラスチック、合成樹脂などがありますが、中級以上のギターにはローズウッド、エボニー、などの「木材系」、牛骨、水牛の角、象牙などの「骨・角系」が使われています。一般的にはピン素材の堅さによりギターの音色も微妙に変わってきます。「木材系」は甘くソフトな音色、「骨・角系」はシャープで輪郭がはっきりした音色になります。さらにブラスなどの「金属系」はシャリ感とサステインが効いたソリッドトーンになります。又、「弦溝」の入ったタイプと入っていないタイプがありますが、現在では弦溝が入ったタイプが主流です。装飾面では白蝶貝などのドットが入っているタイプと、何も入っていないタイプがあります。ギター全体の外観バランスを考慮して、好みで選べば面白いかと思います。ドットのあるなしで音に影響はほとんど無いと考えて良いでしょう。
ブリッジピンの調整について
ブリッジピンの調整については、まず、ブリッジの穴とブリッジピンのサイズが合うようにすることがあげられます。一般的にはブリッジ側で調整します。リーマーなどを使用して、ブリッジの穴を調整します。まずはピンが一番下までスムーズに入る大きさにします。次に弦を張った状態でさらに調整します。太い弦側では弦の太さでピンが十分に下に入らない場合があります。その場合は、ピンの溝を少し削って大きくします。
エボニー材について
カキノキ科
気乾比重 : 0.85〜1.09
産地:
東南アジア、インド、スリランカなど
ギターの指板やブリッジの材として使用されます。 以前は全体が黒色のエボニーがよく使われていましたが、良材の減少により最近ではエボニーといえば茶色の縞の入ったマッカーサー・エボニー(Macassar Ebony)のことを指します。インドや東南アジアに多く分布しているカキノキ科の木材で、ギターでは「ブリッジ」や「指板」に多く使用されています。黒タンと呼ばれるほど“黒い”ものが一般的でしたが、最近では茶色で縞模様の木目の入ったもの(マカッサー・エボニー)が主流になりつつあります。重い材で、音色も重くて丸い温かいのが特徴です。見た目ほどヌケは良くないようですが、キンキンした音が苦手な人にはオススメです。
カキノキ科。アフリカ・南アジア・東南アジ アなどに分布する広葉樹。黒檀とも呼ばれます。ギターでは主に指板、ブリッジなどに使用されます。ペグやブリッジピンなどの高級ギター用品や、以前はネックの強度を上げるためのロッドなどにも使われました。現在では希少な樹木とされています。縞の入ったマカサーエボニーもあります。
果物のカキのことは、よく知られていますが、コクタンと呼ばれている木材が、カキの仲間からの木材ということはあまり知られていないでしょう。事実、コクタンの取れる樹木を、結実期にみると、大分日本のカキとは違いますが、それでも立派な大きなカキをつけていることがあります。コクタンは、シタン、コクタン、タガヤサンで知られる唐木の代表的なものの一つです。今日では本コクタンと呼ばれる真黒な木材をみることは、非常に少なくなり、あるとすれば、小さな細工物になっているものが大部分でしょう。その真黒なものはD. ebenumのような樹種から採取されていますが、もうほとんど大木はなくなってしまっているでしょう。もっともエボニーというのは真黒なものが本来的なものでしたが入手し難いことと、どちらかというと、縞がある方が現在では好まれるので、かつて低質のエボニーと考えられていた桃色の地に黒色の縞があるD.discolorのような木材の方が装飾的な用途に用いられているようです。「エボニー」はコクタンに対する英語と考えてよいでしょう。この類の木材はアフリカ、熱帯アジア、ニューギニアなどに産します。
心材は樹種により桃色と黒色による縞状(D.discolor) 、真黒色(D.ebenum) などがあります。辺材はほとんどが灰白色です。一般に木材は重硬で、気乾比重は1.09(D.discolor) 、1.05(D.ebenum) です。木理は通直であるが、不規則なこともあります。肌目は精で、光沢があります。用途としては 唐木細工、彫刻、錠作、象嵌、絃楽器の部品、ピアノの鍵、ブラシの柄、スライドベニヤ、家具などに用いられます。
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